阿波手漉き和紙研修・その2

 研修は夜の部もある。
なかなか良い感じの「会館」建物。
中もズドーンと吹き抜けの紙漉場が
大きく取ってあり、ガラス張りで良い。

 初めて見た「雁皮がんぴ」。
どこにでも良くありそうな低木に見えるけど・・
栽培はとても難しいらしい。

 一日目、夜の講義は「紙の劣化について」。
紙が劣化するメカニズムを科学的に
データや例を挙げて教えてくださった。
先生は徳島県立工業技術センターの野々村さん。
すっごくおもしろかった。
理屈がわかると、何故紙漉の工程や材料で
そうするのかがわかる。繋がる。
紙漉をする時のヒントが山盛りだった。
「紙の劣化」について詳しくはまた後日。

最後の質問時間に、牛乳パックで紙漉の
練習している話をしたら、先生は
「牛乳パックは良いよ。良いパルプを使ってる。」
とおっしゃっていた。なんだか嬉しい。
自信持って牛乳パック紙漉も続ける。
アルカリ性で煮込む時も、カキ石灰でもよい
と教えてくださった。ウンウン、実験続けるぞ!