牛乳パック・流し込み漉き

阿波紙漉研修の直前に、もう一度
「流し込み漉き」の実験をした。
実は神戸に帰ってから8月21日(水)、
塩屋の竹屋さんで「夏祭り」に
紙漉体験小屋として出店するからだ。

はじめは大きなタライ持って行って
「流し漉き」でも良かったんだけど、
道具が大がかりになるし、流し込む方が
やる側もやりやすいと思ったから。
高知の「かみこや」さん体験で、
この「流し込み漉き」が簡単で
オモシロイ!と思い、早速長須に帰って
チャレンジしたけど、なかなかうまく行かない。
でも、それもそうだ。
まず、楮の繊維じゃないし、流し漉きでもない。
平らな均等な「紙」にならなくて当然。
と、思い直して、ネリを増やしてやってみた。
(本によるとネリなしでもいいらしいが・・)

花オクラの花と、切り取った葉っぱの茎、
大きくなりすぎたオクラの実をネリに使用。

た==っぷりネバネバ液。
今回はミキサーでパルプと水とネリを
混ぜ合わせてドロドロ液を作った。
パルプ一握り(およそ1パック分)

かなりドロ液。泡が停まってる。
その半分くらいで、桁に流し込む。
ムラムラになる、でも思ったよりイイ感じ。

乾かす。強烈 天日干し!
かみこやさんでの体験をヒントに
漉いた紙を不繊布で挟んでみた。
なるほど、扱いやすい。
これも、もし体験で乾かす時間がない時に、
持って帰ってもらって、お家で板や窓に
張って、乾燥してもらうおうと考えて、
「お持ち帰り」方法として、これごと
ビニールに入れて持って帰ってもらう。

プレーンとクロモジ削り節いり。
板に張って乾燥させると、凸凹も
味があるし、思ったより平になった。
うん、これで体験小屋は行けそうだ!
出店の詳細はまた後日、直前に。

ちなみに、オクラは収穫した実の
直ぐしたに生えてる枝を落とすらしい。
(栄養分を他にまわすため)
きっと花オクラも同じ!と思って、
こちらも茎ごと葉をカット。
どちらも粘り気があるし、特に
茎に粘度があるようなので、保存するべく
実験!!干してみた。
きっとミズブキもうまく行ったし、
いいネリになるはず。
実験はたのしい===☆