初!但馬ギュ==!

かくかくしかじか、訳あって香美町商工会の集まり
「但馬牛の新事業展開」についての会議に参加!

ちなみに「牛」については全く無知だし、
牛さん自体食する事も少なくて、「牛?」という
感じだったけど、やっぱり知らない世界は
知るとおもしろい==☆

あってるかどうかわかりませんが、
「但馬牛うし」のおおまかな説明。
・そもそも、農家で働き手として
 大事に育てられ、美方郡独特の豊かな自然や
 大きな標高差や厳しい寒さなどと言った
 環境の中で、小柄だけど丈夫な、脂肪も
 蓄えた牛さんとなっていた。
・但馬では神戸や松坂などに「仔牛を売る」
 という「繁殖農家」がほとんどだったけど、
 最近はお肉用の大人牛まで育てる「肥育農家」
 まで、一貫して行う農家が増えた。

・現在、種牛(お父さん牛)は県が管理し、
 その内の4頭くらいが、今県内にいる4万5千頭の
 父親だそうだ(・・・・!!どんなけ腹違い??)

しかも3代まで遡って但馬牛でないと
「但馬牛」と認めてもらえない、とか
但馬で育ってなくても、淡路とかでも
「但馬牛」だとか・・・
うむ〜〜牛の世界ムズカシイ
なんじゃかんじゃで、その但馬牛を育てる
後継者も減ってきているし、牛自体、
ブランドとしての力や魅力は充分あるので、
どうにかして、もっと全国的にニューな但馬牛を
アピールして産業を盛り上げたい!
と言うことらしい。

後は、その後の牛革で何か製品づくりに
繋げられないか、、とか。



 と言う訳で、いただきました。
これはお肉を小代で育てられてる「チョウザメ」の
魚醤でつけ込まれた物をいただいた。
少ししょっぱいけれどハムっぽくて、ちょっとした
バーなどでオシャレに?出されても良さそう。

この後、道の駅でいただいた「但馬牛」を
育てていらっしゃる、業界きっての若手ホープ
上田さんは一貫した牛作りに、大変な努力で
革命?を起こしていらっしゃる。
<上田畜産>
http://www.ueda.kamicho.jp/

ホームページを見ても、見やすい構成で
「開かれた」感じがすごく良い。
やっぱりこういうの、大事だなぁ〜と思う。


これは在来種「美方大納言茶」。豆茶だ〜☆

さて、最後に出た宿題。
「本日感じた事などまとめて提出」
以下、長文書いてみた。
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□<作り手が見える>
あまりお肉を購入する事もなく、
食べる機会も少ないので、代わりに
お野菜やお魚を買う時の自分が「ポイント」
にしている点。
・産地(国内、できれば近い方が良い)
・無農薬、できれば無化学肥料
・適切な値段
・旬の物
こういうのを基準に見ていくと作り手の「意志」が
何となくわかるし、そこが大切だと思う。
そして、買う場所はスーパーも便利だけど、
やっぱり、野菜は八百屋、魚は魚屋さんで購入したい。
これを牛に置き換えても当てはまるのかな、と思います。
ただ、但馬牛は普通のお野菜とは違って、
「ブランド」牛ということで、違うみかたになりますが、
やはり共通するのは作り手の「意志・方向」です。
但馬牛だから良いとか、名前だけで選ばれるのではなくて、
作り手さんが見えるお肉になってほしい。
そう言う意味では上田さんは作り手がしっかりと見えるし、
実際にネットで検索しても、見やすいホームページが
あったりして、「安心」感がある。しっかり目を通すと、
興味も湧いてくるし、特にお肉に興味があるという
訳でなくても、実際に行って見てみたくなりました。

□<ブランド化と地域の繋がり>
ブランドというのは「高価」と言う事よりも、
「地域の個性オリジナリティ」だと思います。
例えば「理想肥育」で検索した時に見つけた
山形県・米澤佐藤畜産「鷹山牛」というのを見つけ、
こちらでは堆肥をリンゴ農家に使ってもらい、さらに
そのリンゴや米ぬかを牛のエサにする「循環型」
を取っておられます。
私はその繋がりや、その土地の産物を食べている事が
「ブランド化」につながると思います。
参考にいただいたプリントにも、そもそも但馬牛は
よく働く牛で大事に大事に育てられ、放牧は標高差が
大きな場所で、さらには但馬高山植物園に見られる
ような、多種多様な植物が育つ、他地域にはない
豊かな自然の中で育ってきたという素晴らしい
地域との繋がりある「オリジナリティ」があり、
さらにそれが美味しさに繋がっているんだな、
と理解しました。
そのような牛の育て方や、今ではなくなって
しまっている、牛と共にある農作業を少しずつでも
但馬で復活できたら、元来の丈夫な牛さんが育ち、
但馬の濃いオリジナルになるのでは?
そのようなサイクル循環をしたいなぁ〜
私的な願望でもあります。

最後に
□<但馬牛の牛革>
これは使い道、伸びる道が色々あると思います!
道の駅で売られていた物も見ましたが、
良い物だと思いますし、ただ、道の駅で
販売するのはもったいない。。と
正直に思います。
もっと正直に言うと、変な高級感ではなく
ヴィトンやプラダとか)この場所に似合った、
田舎らしい素朴な、あるいはおもしろみのある
アイテムをそれにあった場所で販売しなくてはダメです。
例えば委託販売でいくなら、私のお気に入りは
柤岡の「自然庵」さん。こちらは自然志向なので、
素朴だけどこだわりのある、長く使う間に味の出そうな
アイテムを作り販売してもらう、などなど。
そうすることでここのお店のファンのお客さまは
自然とそこで販売されている物に目がいきますし、
手に取ってもらうのも自然です。

今日見つけたのは浜坂にてオフィスを構える
メンズアパレルデザイナーの岡本さんと言われる方が
但馬牛の革を使った服を作られているそうで、
これは「良い方向」だな!と思います。
例えば地元で使われる方(デザイナー・メーカー)
にはお得価格で、他地域の方は少しお高めで「革」を
販売したり、他地域の方でも、この地域限定デザインや
カラーなどを作ってもらい、ここだけで販売する
<セレクトショップ>を作れば足を運んでもらえる
だろうし、牛舎でファッションショーや
カタログ撮影などしてもらえると、もっともっと
「牛」をオシャレ?に身近に感じてもらえるんじゃ
ないかと思います。