<黒谷和紙ともみじ祭>綾部市・その1

「黒谷和紙」って名前はよく聞くし、
ゼヒとも行ってみたい紙漉の郷のひとつだった。
そしてやっと行けることに!!

黒谷町は京都・綾部市にある。

いつになく白っぽい霞んだ幻想的な風景を
堪能しながら、一路東へ。

綾部も初めて!アレコレ地域づくりを
がんばっておられるところと聞いている。
但馬に負けず劣らず、山山山!
でも、やっぱり何となく風景が違う。
お==着きました!
赤いのぼりも目印になってわかりやすい。
駐車場やアチコチに住民らしきおっちゃんたちが
案内に立ってくれている。ステキ☆

黄色の和紙にもみじの模様。
ウンウン、やりすぎずいい感じ♬

こぢんまりとした集落。
何だか長須や小代に形状がにてる。

和紙関連販売や資料展示の会館もあります。
黒谷町ではかつてほとんどのお家が紙漉を
していたそうで、組合もしっかりあって、
時代に飲み込まれず、どうにか繋がってきて
貴重な和紙の郷。
20年ほど前に紙漉組合の青年部ができ、
今では10名ほどの若い紙漉職人さんがいるそうだ。


今日はそんな職人さんたちがじっくり
「黒谷の紙漉」見学を案内してくれる
ツアーもあって、とっても楽しみにしていた。
黒谷では綾部市内にある白道路(はそうじ)の
楮生産組合というのあって、そこで
枝を蒸し、皮を剥ぐ作業も行われているそうだ。



まずは「共同紙漉場」へ。

「みだし」と書かれている「ちり取り」。
水に白皮を浸し広げて一枚一枚丁寧に
「ちり」を取り除いていく、とても大変で
とても大切な作業。
川の水を引いていて、かなり冷たかった。




さらに奥に行くと「打解機」
でっかい杵でまんべんなんく
ちり取りの済んだ皮を叩いていく。
昔は水車動力で動かしていたそうだ。


杵の上部、この円版を工夫することで
杵がトントンつく度にすこしずつ回転する。
不思議==かしこい!!
作ってみよう==☆

お隣は「ビーター」
打解した原料を水にほぐす機械。
こちらもネンキはいってるし、
思った以上にスピードが速い。





解きほぐされたものはココへ流れてきます。

ココではさらに、ほぐれた繊維を先染めする場所。

これはなにかな??
あ、ハタノさんのお名前発見!
お名前がズラズラズラ〜これなに?
手前は馬鍬。

と、表に出れば軒先に干されているのは
花オクラの根っこ「トロロアオイ」。
トロロアオイは群馬県産のを取り寄せ。
しっかり太くて良い物なのだそうだ。
土質が火山灰だったかな?のような質で、
良いらしい。うちの畑でも、実験せねば!
トロロアオイは干しているのもあるが、
保存料を使ったりもする。
1箱10Kg くらいのを10人で
15箱ほど使うそうだ・・・
来年は長須もガンバリマス!!!
つづく・・・