公民館の図書空間で

 コンカツスキーも無事終わり、
やっと一人になって、ブラブラ公民館へ寄り道。
長居はするつもりなかったけど、誰もいなくて
気付くとアレコレ本を手にとり、ペラペラ
眺めたり読んだりウロウロ。

そこへ事務所におられたおばちゃんが
「コーヒーどうぞ」と勧めてくれた。
公民館には20円のコーヒーマシーンがある。
おばちゃんはいつも(ご自身がおられる時)
来られた人がユックリできるよう、お話しできるよう
はじめにご自分で何杯か分をチャリーンと
入れておられるとのこと。
「今日はだれもこなくってね〜」と
笑顔でコーヒーを入れてくれた。

ワタシ、イベントでちょっと気を張ってたんだな、
ふぅううーと肩の力が抜ける。

少し寒い(いつもひんやりしている)
図書空間のソファーに腰を下ろして、
おいしいコーヒーをいただきながら、
今日返そうと思っていた岩田さんの本を
もう一度読み返していた。

不思議な感覚にとらわれる。
「いのちが震えた」
ワタシ、本当に阪神大震災の時
良く覚えていない。
自分が育った長田の街や、板宿、
よく連れて行ってもらった水族館。
たくさん、たくさん思い出があるのに、
小学校、中学校も人と上手につきあえなくて
自分が嫌いだったのかも知れない。
北区に引っ越していた高校生のワタシは
「自分の育ったところが大変だ!」
なんて気持ちになれなかった。
連絡をするような友達もいない。
早く終わればいい、と思ってた。

そんなワタシも30を過ぎて、長田について
知りたくなった。
両親がくらしてきた長田の街について
部落差別について知りたくなった。
父さん母さんがいなくなる前に、
ワタシは動かないと。

岩田さんの本を見て「生きる」ことに
無関心だった自分を思い起こすのかも知れない。
そんな気持ちとソファーから見える窓の景色、
階段下の空間。ちょうどよい形と大きさと
冷たい温度で、しばらくボンヤリしてた。
知らず知らず涙が出てきた。

 最近気付いた感覚がある。
「体の一部にしてしまいたい」
欲求としては「食べたい」という感じだけど、
実際には細胞の一部にしたい、DNAに
取り込みたいという感情だ。
岩田さんの本も食べてしまいたい感覚になる。
DNAに取り込んで岩田さんが震災の時に感じた
「思い」を自分にもほしいと思うからかしら?
理由はよくわからないけど、そう感じる。

いつか岩田さんに会えると思う。
岩田さんとお話ししてみたい。
ふとネットで見てみたら、あらあら。
コミュニティラジオFMわぃわぃで違う曜日の
ミョンヂャさんの記事が出てきた!!
2010年YYにもゲストで来られていた。
http://www.tcc117.org/fmyy/index.php?e=635

不思議なご縁。
記事を読むとますますお会いしたくなる。
岩田さんの奥さまもステキな方だ。
ワタシが村岡に来て、岩田さんの本に出会って、
紙漉をはじめたこともすごい繋がり。
これからたのしみ。

沖縄のこともことある毎に知っていきたい。
思い続ける。


 ステキなステキな図書空間。
本を選ぶ時のたのしさ、ワカモノで言えば
ファッション選びに近いのかな?
でも図書のステキなところは「返す」ことが
できること。
洋服も小物もレンタルできればいいのにね。
とくにワンシーズンだけしか着ない物とか人とか。

ウン、満喫した!!ありがとう図書空間。
またくるよ。

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