高知・黒潮町「若山楮【刈り取り・蒸し剥ぎ】研修」その2

>> その1のつづき
作業2日目(ワタシにとって)
雨の中、イベント会場となる国道
56号線沿いのスペースにテントを立て、
刈り取った楮を蒸すための準備をする。

大きな釜に大きな桶を伏せてセット。
この中に束ねた楮を立てて入れ、蒸し上げる。

さらに昨日刈り取りした楮を1mに
長さを揃えて押切でカット。
・・・太い楮は手強いし、カットも
早くて束ねる方は追いつかないし、
雨脚は強くなるし。
だけど焦ってはダメ。
ここで枝の向きがバラバラになっては
後で大変。
ちゃんと向きを揃えて束ねないと。
そんなこんなでこの日は早めに終了。

この地域の「集落活動センター・佐賀北部」
へお邪魔した。
高知県では各地域に集落活動センターが
設けてあり、特産品開発など地域の人による
活動を応援し進めているそうだ。
http://www.eitoko.jp/

合同集落のおっきな公民館といったところ。
ウチで言えば「射添公民館」。
確かに各集落でできること、合同集落で
できることなど、さまざまな「大きさ」で
活動・対応できるカタチと連携があれば、なぁ。
そうそう「連携」だよ。

ステキな道の駅「なぶら土佐佐賀」で
これまたお酒が進みそうなお土産選びに迷い、
店内にある鮮魚屋さんでついつい地元の
魚介を買いたくなりつつ(とにかく旨そう!)、
鰹のたたき実演を見つつ、のんびり。

この日もお世話になる漁家民宿「海生丸」に
帰れば、お母さんはご馳走の準備中で、
先にお風呂に入れてくれ、上がれば
ご子息のヒデさんと黒潮町地域おこし協力隊の
男の子(ご近所)も揃って、宴の始まり!!

高知流の宴会は、途中で立たないでいいように
大皿に各種どどーんと盛りつけて、
女性の方々も揃って一斉に始めるのだそう。
そんで各自お寿司もお刺身もスウィーツも
一緒に取り皿に食べる分だけ乗っけるそうだ。
う〜〜ん!豪快!

ちなみに宴会の様子は撮り忘れた・・

海生丸のお母さん、本当にありがとうございました。
実は苗字を「明神」さんとおっしゃって、
なんとワタシが寝泊まりしたお部屋は、
明神家代々のご先祖が祀ってある部屋だった。
なるほど、お母さんが「かつおのタタキ体験」と
漁家民宿をされていたわけだ。

現在はのんびりとされていて、一般的には
受け入れをあまりされていないそう。
(リピーターや特別なお客さまなど)
ワタシがきた前日まで海外からの団体さんが
滞在されていて、本当はお疲れのところ
(なのでアヤさんが遠慮されていたのだけど)
こんなに良くしてくださって、民宿の鏡だな!