春になる/長須のお花見ボンボリ/キノコすずなり




やっと、片付けがおわりました。
7年間ため込んだ、いや、40年以上生きてきて、大事にしてきたモノの3分の2ほどをすべて見直して、いる・いらない、やっぱり捨てられない、分けて詰めて運ぶ1ヶ月。
身軽になって移動する暮らし、樹木希林さんのようにダンボール1箱分の持ち物、それにはまだまだほど遠く、 "欲・未練" との決別ができないとわかった1ヶ月。

スッキリした、晴れ晴れした気持ちにも遠い、今の感じ。
毎日流れるコロナ関連、この国のありさま、まだ曖昧なこれからの暮らし、長須のお家との別れの寂しさ、思うようにうごけていない自分、どうするんかな。
そんな想いを引きずりながら、春になった。

荷物を運ぶ往復の道中、養父市建屋川の集落や村岡など、大好きな里の風景をたっぷり眺めた。遠くの山の上が白くなったり、とけたり、山桜が咲きはじめて、だんだんといろんな花が色づいて、毎日毎日風景が変わっていく。

春になる。

コロナもズルズルした人(私)も関係なく、ちゃんと春がくることに、すごいなぁ、と思う。桜はえらい。

長須の桜も春をよびこんでる。
今年の春でもう何年目になるのかな、[みのむし会]でおこなう【長須の夜桜・お花見ボンボリ】。夏のお盆は、みんなで漉いてそれぞれデザインした紙を使い、春のお花見ボンボリは、ピンクの手漉き紙に「な」マークと桜の花びらをプリントした紙を使う。
そして、どちらも「ろうそく」を灯す。
これがいい。ゆらゆら。

ずっとお世話になってる村長さんに、お家がどうにか片付いた、と31日の晩にあいさつに行くと、「お別れ会はしないよ。」と言ってくれました。
これからも長須で紙漉きをする。
いままでの「ながすくらす」とは変わるけど、お家を持たない新しいカタチの長須の暮らしを模索しながらお世話になります。ありがとう。

※三脚も持たずにフラッと撮影したので、画が乱れています…

※お花見ボンボリ点灯はその日のお天気次第ですが、桜の花が散り始めるまで行います。
情報はFacebookページ「長須からこんにちは」でも、ちょこちょこ発信中
https://www.facebook.com/HelloNagasu/






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追記[シイタケのめぐみ]

昨年秋は不作だったシイタケ。
(?トンっと衝撃を与えるのが遅かったのかしら?)
ひょっこり覗いてみると、鈴なり!!
収穫がちょいと遅かったモノもあるけど、うれしい!!
ほったらかし栽培、いいなぁ〜〜