[但馬地域ビジョン2050]のパブリックコメント

なんとかギリギリセーフ?アウト?
日付け変わって02/01の0:24に送信した。
ニワカ勉強だけど、日頃モヤモヤ思ってた政治や市民活動を含めた地方地域のあり方につて自分なりに整理し、吸収できた。
どこまで通じるかわからない。
妄想で終わるかもしれない。
でも言わなくちゃ、言うだけタダ。

何年か後にはこんな勉強不足なのに背伸びしてる自分が恥ずかしくなるけど「あぁ、あん時がんばってたんやなぁ」って思うのも悪くない。

もっと知りたい。
もっと勉強会とかしたい。
コレを機にまだまだ勉強つづける。
東アジア・台湾と韓国にスポットを当てて学ぶ。

◾️但馬地域ビジョン2050
※パブリックコメントは01/31まで。

以下、文章の書き出し
ーーーーー

現状の課題と目指すべき社会像
だれもが学びつづける地域へ


課題山積みの地方地域において「地域づくり」や「地方再生」がなかなか進んで いない理由として、一般市民の無関心さ(自分の暮らしや眼の前のことで手がいっ ぱい)なども大きな理由となっているように感じています。
これらを乗り越えて いくためにどうすればよいのか。
オトナはもちろんのこと、30 年後を担うコドモたちが様々な人や文化・世界に触れ、興味を持ち、学び、積極的にチャレンジし「自ら考え想像し行動する」社会を実現する必要があると考えます。

ただこの地域では場所によっては、限られた人数の学級や移動が限られた暮らし のコドモたちもたくさんおり「偶然の出会い」が少ない環境です。
またオトナの顔色を見て「正解」を答えるコドモたちも多いと感じます。
オトナ から見れば言われたことやルールに従い「みんなと同じ」を良しとする「優等生」で良いコドモたちですが、それは裏を返せば自発的に「学び・意見する・行動する」 姿勢、多様性を認める思想につながりにくいということだと思います。

そのような課題に豊岡市が取り組み始めたアートを通じてのコミュニケーションや表現方法の学びは、この但馬地域でそのような多様性にコドモたち(オトナも)触れられる貴重な取り組みの一つでしょう。

同時に私は「本との出会い」も重要だと考えています。
私自身、若い頃人と接するのが苦手だったり、オトナになってからもなかなか社会に馴染めていませんが、本を読むことで世界が広がりいろんなことにチャレンジしてきました。
香美町には図書館はありませんが、各区・地区公民館でもいろんな図書を所蔵しており、その中から本を選んだり出会う楽しみはあります。但馬中のすべての本と出会える機会があれば素晴らしいだろうな、と普段から考えていました。
また自分では移動しにくいコドモたちやお年寄りなども、予約した本を取りに行きやすい公共の施設や集落公民館などで受取り(返却も)ができる、ウーバーイーツのような図書を配達するような仕組みがあるとさらに魅力的です。
ゆくゆくはインターネットなどが発展して、自分が図書館にいるような感覚で実際に思わぬ本との出会いができるようになると想像します。


今回[但馬地域ビジョン 2050]を拝見して、
もっともなことが書かれていると思うとともに
・現状との変化が感じられない
・幅が広すぎて掴みどころがない
・具体的にどうやって実現していくのかがわかりにくい
・若い世代にとって「魅力的」に感じられないのでは? などなど
疑問に思う点がいくつかありました。

多種多様な分野でのビジョンが必要だとは思いますが、現状の課題から目指すべき社会像を共有し、そのために優先するべき事項を限定し、それについてどのような理想を掲げるのか、それをなし得るために具体的にどんなふうに進めることができるのかを丁寧に検討していく必要があるのでは、と考えました。
それをベースに一つ一つ実現させていくことでその他のビジョンも明確になり、好循環が生まれると思います。

[だれもが学びつづけられる地域]として
まずは読書を通じて広い視野を持つ、想像力を身に着ける、課題にチャレンジする、あるいは表現力を磨くなど「豊かな人」を育むために、今からでも直ぐに取りかかれる図書のあり方を話し合い進めていくべきだと考えています。
そうすることで、一部の声の大きい人だけでなく自分の意見を述べたり、行政に頼り切らない[市民主体の地域づくり]の基礎ができてくるでしょう。

今回のパブリックコメントを考えるにあたって、私が想像する・目指す地域や社会を言葉にしようと俄にですが、多くの記事などを読み勉強しました。
まだ知識が足りずうまく説明できないところが多いですが、[現状の課題から目指すべき社会像]の代弁として参考文献の一部を抜粋しました。

また上記のテーマとともに緊急かつすでに各地で取り組みが始まっている課題・テーマとして[地域資源と持続と環境]を上げます。
最後に難しいテーマかもしれませんが、ここ近年の投票率の低下や政治離れについても危機を感じます。
これについても暮らしの基礎であり緊急を要しますが、多くの人が自分ごととして関心を持って学べるように図書の改善には早く取りかかる必要があると思います。

※ 内容をまとめるためギリギリまでがんばりましたが、書ききれなかったこと、うまくまとめられなかったところもあります。

以下、参考文献抜粋
ーー

「今後広がるであろう事態」
自営業・中小企業の廃業・倒産 交通・旅行・観光・飲食業の危機
(非正規労働者の)失職/失業者の増加
コロナ対策費の穴埋めのための増税←財政赤字 GDP200% 以上の状況
金融緩和政策の行き詰まり 国債の暴落・経済的クラッシュの可能性も
→ますます広がる社会的不安定状況

「国際社会の中の日本」
自由貿易(実際は、グローバル企業優位)から一定の保護貿易型への移行
日本企業の「体力」がどこまであるか?←古い企業組織・官僚組織

「6 日本社会をどうするか」
ミュニシパリズムの運動の教訓
1.人権・環境を軸にした社会の再生
2.新自由主義の民営化・規制緩和=暴走する資本主義にストップをかける運動
3.地方自治と国際連帯
4 .行き詰まりつつある近代の「代議制民主主義」「近代的政党主導の仕組み」に代わる新たなデモクラシーの形

「いくつかの論点」
1.ケアの倫理・ケアの思想の構築
2.コモンズの視点
3.自立・自律とデモクラシー
4.コミュニケーションと調整能力
5.国家・行政機関との関係
6.資本主義・新自由主義批判の視点
すでに一人当たり GDP で韓国に抜かれている日本
中米対立が生み出すアジアの不安定化
米軍の支援要請への対応

2021 日 2 月 14 日(日)(一社)縮小社会研究会・第 50 回研究会
「地域から生み出す自然との共生・草の根のデモクラシー

~ヨーロッパにおけるミュニシパリズムの経験から学ぶ~」
講師:伊藤公雄先生(京都産業大学教授、京都大学名誉教授)より抜粋
http://shukusho.org/data/50ito.pdf

ーー

「女性がトップの国・地域は、コロナに比較的うまく対応できている。
これは、ケアの視点(人間の生命や身体への思い、自然との共生等)が、21 世紀の社会を考える上で重要な視座になることを示唆している。ケアの精神とデモクラシーの再生により、新自由主義に立脚した資本の暴走をストップさせる必要がある」

「ヨーロッパではミュニシパリズムの潮流が強まっている。
ミュニシパリズム(New- Mnucipalism) とは、地方政治を軸にした草の根の政治改革運動で、2015 年前後にスペインのバルセロナで登場したもの。フィアレス・シティ(恐れない都市)」宣言等が世界に広がっている」

「ミュニシパリズムの特徴は、共生(グリーン)の視座の重視、住民の直接の声の地方自治への反映、所属政党等を超えた個人としての活動であること等。」

「自治・自律・自立の草の根の運動(多様性と調整の力)、環境と人権の視点、新自由主義・資本制の暴走批判、国際的連帯・連携の視点は共有されるべき」

■2021 年 2 月 17 日
中田哲也さん(左のオンライン講演会参加者)
[ブログ:ミュニシパリズムの経験から学ぶ(縮小社会研究会)]より抜粋
https://food-mileage.jp/2021/02/17/blog-303/

ーーーーー