《 ハガキと素材とワークショップ【 Rugoa ルゴア 】のブログ 》 手漉き紙や山の仕事を主に、里山の恵み・モノづくり・お金について思考しながら、タビする工作室。 生まれ育ちは神戸市ナガタ区から北区ナルコへ、いまは兵庫県北部・香美町村岡区ナガスと高知県西部・黒潮町ナカノカワをいったりきたり、「な」にまつわるくらしです。https://rugoa.com/

手植え と チェーン除草 と 手押し除草機


【 記録 】
■ 04/24 〜 05/01 高知・中ノ川で土採取から、籾まき、苗を育てる。
※ 2,400ポット(1ポット3〜4粒)、20ケース
※ もらってきた処理した籾を、直前に一晩水に浸し、少し保温して、さらにむっちり「ハトムネ」にしてから蒔くと、すぐに発芽がはじまった。
※ ネズミ?小鳥?などが蒔いた籾をほじくり出すので、試行錯誤。

苗作りとそれまでの経過については、コチラ↓
https://nanokurasi.blogspot.com/2020/05/blog-post.html

■ 05/08 苗を香美町・板仕野へ、Mさんの田んぼに引っ越し。
(苗床の水管理にMさんとアレヤコレヤと試行錯誤はじまる、大変… )

■ 05/13 Kさんに田んぼの8割ほど田植え機で、Kさんの余った苗を植えてもらう。
(この苗は無農薬ではないとのこと)

■ 05/21 チェーン除草1回目(詳しくは下記)


■ 05/25 苗成長を心配して、Mさんに分けてもらった「ファームパワーフィッシュ」を投与。(あまり自然農法的ではないなぁ…)
最終、苗床は少し田んぼを掘って、根切シートを敷いて水を入れた。
抑草対策も兼ねて、田植えした田んぼに糠をまく。(60kgの半分ほど)

追記:糠集めもいざとなるとわからず、苦労したので、糠マップを作成


■ 05/28 チェーン除草2回目、残りの糠まき

■ 06/05 チェーン除草3回目、苗箱をジブンの田んぼに移動。

田んぼはオタマジャクシ & ちびっこカエルラッシュ
何話してるのかなぁ〜



■ 06/07 田植え開始
※ 苗の大きさは18cmほど、根っこはしっかりしている
※ 一株が5本分ぐらいになるように、2,3ポット分寄せて植える
 2,400ポット → 1,100株くらい?

等間隔に植えられるよう、竹で指しをつくる

横間隔は30cm、前後は25cmほど。Kさんのお友達のおっちゃんが「横幅はきっちり30cm、前後は短くなってもいい。」ってアドバイスをくれた。
手作り指しを使うと格段に、スピードアップ。
機械と同じく、6列ずつ植えていける。道具大事。
手植え作業は一人で黙々と、いい時間。
短い田植えタビを履いて作業すると、水のあったかさも冷たさも感じる。


■ 06/09, 10 引き続き田植え
空いてる部分に、Mさんが豊岡からもらってきた無農薬のコシヒカリ苗を1パレット分けてもらって、追加で植える。
これは苗を引きちぎって植えるので、ちぎるの大変だし、苗もかわいそう…
手間はかかっても1つずつポットで育てたい。


【 チェーン除草について 】


チェーン除草は、田植え直前の代掻き後から、約1週間間隔で4回ほど、チェーンを田んぼの隅々に引いて回って、草の定着を防止する画期的な方法だそうだ。
無農薬でつくる場合は、草との戦い?が大事だそうで、色々調べてみると、本当にいろんな事例や実験が繰り広げられている。特にコナギなど。
場所や環境によって、生える草も違うし、決定的な方法ではないけれど、大体の条件があえば効果が期待できるよう。

条件としては「代掻きをして、米ぬかを撒き、表面にトロトロ層を作る」ことと、チェーンを引っ張っても負けないよう「根っこが丈夫な苗を植える(ポット苗)」こと。
悩ましいのは自然農法では、田んぼを耕さない(代掻きしない)、ということなので、すでに耕してしまった今回の田んぼは自然農法ではない。
耕せば耕すほど土は固くなり(土壁)、草の種も表面に出てきて、対策が必要となる。
逆に耕さなければ、時間はかかるが、虫や菌などの影響で土は柔らかくなり、草も生えにくい環境になってくる。
うむーーーー
理屈もなんとなく想像できるし、ふむふむ、だけど。
ワタシの田んぼはこれからどうしたらいいのやら。
ゆくゆくは機械に頼らない米づくりをしたいので、耕さずに上手に草と付き合うのがいいなぁ。


で、今年は定評のあるチェーン除草で、抑草にチャレンジ。
さまざまな手作り品を参考に、竹とチェーンで自作する。
手植えするまでに、3回チェーン除草をした。
初めに田植え機で植えてもらった苗が、チェーンを引いて、抜けてしまわないか心配したけど、思ったより大丈夫そうで、2回目からしっかりチェーンを引いた。

ところが、手植えをして、よくよく水の中を見てみると、小さな草たちがひしめき合っている。あれ?コレって、コナギ??
田植えの途中、チェーンを引いてみたけど、チェーンに藻が絡まって、引いたところのコナギは浮いてきていない…
そういえば、2,3回目も藻がすごくって、チェーンから取るの大変だなぁ、と思ってたし、Mさんの田んぼと比べると、藻の量が全然違う。
チェーンに絡まった藻が邪魔して、トロトロ層の土までしっかり掻いてくれてないみたい。



またまた、うむーーーーー
なぁ、カエルどん。
そこで今度は田んぼの藻について調べる。
ネット上でしか調べられないのだけど、いくつか出てくる。
藻は抑草効果もあって良い、ともあるし、水温を下げて悪い、ともある。
藻の種類も、アオミドロは良くなくて、サヤミドロは農薬や肥料から解放された良い田んぼの証、とか。
調べているとマンマルの「ボルボックス」も出てきて、ちょっと嬉しい。

まぁ、良いことにしても、今回はチェーン除草を優先して、藻を取らなくちゃならない。
藻を防ぐのに、松の切れっ端を田んぼの隅や水の入ってくるところにおいておくと、松ヤニで藻が収まる、とのこと。身近にあった松の木を突っ込んでみたものの、枯れてて、ヤニは出ない感じ…。時間かかりそう…。
もっと速攻性のあるもの、うむーーー



そこで思い出したのが、Kさんが言っていた、手押しの除草機。
Mさんは「しんどい〜」って言っていたので、敬遠していたのだけど、こうなったらやってみるしかない!

■ 06/12 手押しの除草機で、藻を取り除く

はじめは藻が取れてるのかよくわからなかったけど、ところどころ刃に絡まった藻をがっぽり手で取って、田んぼの外にポイ!
ガシガシ、ちょっと荒っぽいくらいに車を前後させて、藻もコナギも根こそぎにするくらいの気分で。思ってたほど、力も要らないし、だんだん楽しくなってくる。
なるほど!田植えのときに、横幅はきっちり30cm、って教えてくれたことが、ここでこんなに効力を発揮するなんて!!
さすが、ありがたい助言に感謝。


いろんな藻、アミミドロ?サヤミドロ?アオミドロ?



一週間後、藻はほとんどなくなって、キレイな田んぼに!


■ 06/21 チェーン除草4回目(さいご)
手前のちびっこ倒れてる苗は、手植えしたところ。
奥側の機械植えした苗はすっかり大きくなってきた。

しばし高知に帰るので、お別れ。



■ 07/09 電柵周りの草刈り

戻ってきてみると、手植えの子もすっかり大きくなってる!
コナギもほとんどなくて、一安心。
『米づくり』
あの手この手で、自然を相手に知恵を体を使ったり、先輩たちのアドバイを聞いたり(それが大変なこともあるけど)、自然と社会とつながりながら行う食の基。

【 来年にむけて 】
○ 籾のハトムネ状態
○ ポットにまく籾は5,6粒
○ 苗箱のネズミ対策
○ 手植え苗の数を増やす
○ 苗床の改善(素早く簡単に)
○ 藻との付き合い方
○ 田植えのタイミングをみて、糠あつめ

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